★★★☆☆。そういうアプローチなのね…途中から、いやそれ要らないからみたいな展開になって、最後の演出はとっても苦手でした。海角七号みたいに台湾人にはウケるけど他国人はいただけない感じ。でも、もう一度映画館で見たい。ネタバレは隠そう。
前半は予告編で想像するような Ilha Formosa! 全開で、食い入るように見てしまう。ただ美しい。これで最後まで?と頭に過ぎったあたりで台湾の環境問題に入っていく。高山茶や高山キャベツを作るために山に畑を作り、保水力が失われて次々に山が崩れている。とある有名な駅から引いていくシーンは圧巻(でもあそこに畑はあったんだろうか?)。あの峰は数十~百年後になくなってしまうのでは。台湾の経済発展とともに海岸線や河川、海、大気汚染に繋げて、最後に有機農法で希望を見せて、原住民の子どもが山の上で踊って、台湾の国旗を振って!終わり。最後のはアカンやろう。
1つフィジーやグァムのような浅く碧い小さな湾があった。どこだろう。有機農法では日本へ行って環境に対する考え方に衝撃を受け、有機農法を始めたみたいな感じで人の紹介があった。賴青松さんだったかな。良い意味で日本が出てきてうれしかった。
合間合間に流れる原住民音楽と最後のシーンで、原住民と漢民族のアイデンティティって違う気がするんだけど、台湾としてまとめられていいんですかね?主流ではないが演出としてだけ使われているちゅうか。上手く言葉にできないんだけど違和感を覚えるのでありました。