Windows XP で VMware + VineLinux 4.2 構築メモ

PHPを勉強したいので VMware を使ってみる

デュアルブートにするのがめんどくさかったので VMware を使ってみました。必要なものは下記の4つです。

  • VMware Player
  • QEMU
  • Vine Linux の iso イメージ
  • インストール用のフォルダ。今回は C ドライブ直下に VineLinux を作成。C:\VineLinux です。
2010年12月18日追記
ここに書いた内容でWindows7 Ultimate 64bit+VineLinux5.2 64bitの環境構築ができることを確認済みです。

各種ダウンロードとインストール、場所移動

VineLinux の Web サイトから Vine42-i386.iso をダウンロード。ダウンロードした Vine42-i386.iso を C:\VineLinux にコピーしておきます。

VMware の Web サイトから VMware Player をダウンロード。インストールします。

QEMUを ダウンロードして解凍します。C:\VineLinux に QEMU のフォルダ(qemu-0.9.0-windows)ごとコピーします。 コマンドプロンプトを起動して先ほどコピーした QEMU のフォルダに移動します。


cd C:\VineLinux\qemu-0.9.0-windows
qemu-img.exe create -f vmdk VineLinux.vmdk 15G

最後の15Gというのは仮想ディスクの最大容量で実際に使用するわけではありません。ちなみに今回の手順で構築した場合のディスク使用量は 2.74GB でした。QEMU のフォルダ内に VineLinux.vmdk ができます。これを C:\VineLinux にコピーしておきます。

VineLinuxのインストール画面

VineLinux.vmx の作成

C:\VineLinux に VineLinux.vmx を作ります。

内容は下記のとおり。ide1:0.fileName に VineLinux の iso イメージをおいた場所を指定します。めんどくさい方はこちらからダウンロード。


.encoding = "Shift_JIS"
config.version = "8"
virtualHW.version = "4"
memsize = "1024"
ide0:0.present = "TRUE"
ide0:0.fileName = "VineLinux.vmdk"

ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.fileName = "C:\VineLinux\Vine42-i386.iso"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
#ide1:0.fileName = "auto detect"
#ide1:0.deviceType = "cdrom-raw"
floppy0.present = "FALSE"
#floppy0.present = "TRUE"
#floppy0.fileName = "A:"
ethernet0.present = "TRUE"
ethernet0.connectionType = "nat"
usb.present = "TRUE"
sound.present = "TRUE"
sound.virtualDev = "es1371"
displayName = "Vine Linux 4.2"
guestOS = "other26xlinux"
nvram = "vine.nvram"
scsi0:0.redo = ""
ethernet0.addressType = "generated"
uuid.location = "56 4d 49 83 3d 9b 67 18-44 25 2a 04 be 8f 30 c0"
uuid.bios = "56 4d 49 83 3d 9b 67 18-44 25 2a 04 be 8f 30 c0"
ide1:0.autodetect = "TRUE"
ethernet0.generatedAddress = "00:0c:29:8f:30:c0"
ethernet0.generatedAddressOffset = "0"
checkpoint.vmState = ""
tools.remindInstall = "FALSE"
ide0:0.redo = ""

extendedConfigFile = "VineLinux.vmxf"

virtualHW.productCompatibility = "hosted"
tools.upgrade.policy = "manual"

vmotion.checkpointFBSize = "16777216"

最終チェック

C:\VineLinux 内にあるのは

  • Vine42-i386.iso
  • VineLinux.vmdk
  • VineLinux.vmx

3つのファイルと QEMU のフォルダです。

VineLinux.vmx をクリックすると VineLinux のインストールが始まります。いい感じに選んでいけば完成です。ちなみにどのコースをインストールするかですが環境構築時に足りないモノがあるかもしれな いのですべてインストールするようにしています。

ちなみに Core i7 と Pentium Dual-Core E2180 の両方で同じ環境を作ったのですが体感的な差はほとんど感じませんでした。どちらも不自由なくサクサク動きます。

次回は「Apache をソースからインストールしよう」です。

作成日:2009年1月2日