Photo :: Nikon D700を購入する ::

フルサイズの画質を味わってみたい

Nikon D700は2010年9月11日に購入。購入した理由はAmazonでボディ価格が18万円ぐらいまで下がっていたこと、マイクロフォーサーズを始めた後のオリンパスの不甲斐なさ、PowerShot S90を体験してセンサーサイズの大きさが写真の美しさに関係することが気になり始めて、フルサイズのセンサーを試してみたかったなど。フルサイズを購入する際に、映画並の動画が撮影できるCanon 5D Mark IIとも迷ったのですが、フィルムカメラ用にNikon FM10とPlanar T* 1.4/50mm ZFとがあったのでニコンに決めました。

オリンパスからD700に交代してから、周りのニコンユーザーとレンズを貸し借りできることやサードパーティのレンズを眺めるのが楽しく、古いレンズでもそのままの焦点距離で使えるのがうれしい。D700はオリンパスのDSLRと比べて、体感的な感想ですが、オートホワイトバランスが優秀で色がかぶることが少ない気がします。手ぶれ補正がないのでカメラの構え方や基本的なことを求められ、適当に撮影すると手ぶれ写真を連発してしまいます。

購入から3年が経過、レリーズ回数は約10万回

2014年1月、購入から3年が経過してFマウントレンズは2本から6本に増えました。レリーズ回数は約10万回(2015年3月に約13万回を突破)。D700のシャッター耐久回数は15万回らしいのでまだ使えそうです。D800に買い換えるよりは次の世代が発売されるまでオーバーホールでなんとかしたいところ。

フォーサーズのE-300とE-3、マイクロフォーサーズのE-PL1とE-PM1、富士フイルムのX-E1と比べた結果、ここぞと言う時の信頼性が一桁違います。AF、画質、ホワイトバランス、すべてに置いてです。カメラが重いのも安定性に繋がり、脇を締めてしっかり持つと手ぶれ補正機能がないとは思えないほど手ぶれしません。画質は、大きな広告に使うのならともかく、Web や一般的な写真展に使うサイズでは、2014年、いや、まだ2~3年は十分使えるのではないでしょうか。

Nikon D700 + NIKKOR 24-70mm F2.8の写真

D700の購入を悩んでいる時期に「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」の発表があり、最初はそちらを買おうとしたのですが「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」との価格差がそれほどでもないことと、高価だけど一番良いレンズを買っておくと、あれこれ悩まなくてすむので、ボディより高価なこのレンズを購入しました。写真が上手くなったように感じるのはため息がでるほど美しいボケのおかけげでしょうか。まったく文句の付けようがない描写力で満足しています。私の使い方だとこれ1本で9割以上の撮影がこなせるので望遠も広角も要らないかも。ただ、フルサイズのf2.8は被写界深度がかなり浅いので、ボケてんのかブレてんのか怪しい時があり、演出としてボケを使いこなすのは難しいと感じています。